2023 オランダ Maastricht University大学合格者 Mioさん 〜オランダ受験編 なぜ海外大、なぜオランダ?〜
今回の記事では、なぜ私が留学することを決心したのか、なぜ留学先としてオランダを選択したのかについてお話ししようと思います。
事前に少し自己紹介させていただきます!私は公立高校出身で、いわゆる純ジャパです🇯🇵
インターナショナルスクールも私立も通ったことがありません!2022年の春に卒業後、ギャップイヤーを取得し2023年の秋からオランダのマーストリヒト大学に進学します。
海外大に進学することについて自分の考えを書かせていただきますので、海外大に進学するか悩んでいる方がいらっしゃったら、一意見として読んでいただければと思います。
合格体験記「2023 オランダ Maastricht University大学合格者体験記事」はこちら
[目次]
・なぜ海外大
・なぜオランダ
・最後に
なぜ海外大
受験での一番の失敗は、海外大を選択肢として考え始めるのが遅かったことです。
言語や文化、生活様式の違いは学業において障害になり得ます。情報も少ないし、壁を感じても仕方がない状況でした。
日本でも海外でも一緒やん!!
なんてこと言えないですが、自分にとって最適な選択をするということに基づいて志望校を選択するなら、大学が海外にあるからという理由ではじめから選択肢から外す必要はないと思います。国内でも、少しでも気になるところがあれば一度その学校について調べるべきです。
私の考える、海外大の利点は以下の点です↓
- 外国語で授業を受けられる
- 学部の種類が豊富
- 3年で卒業できる大学がある(学士)
- 生徒の国際性
- 年齢の幅あり
- 日本の学費と同程度、それよりも抑えて学習できる
- 勉強に力を入られられる(「卒業が大変」から連想)
1番下は主観です。
海外で一人暮らしをしながら大学に通うことは環境は日本の大学に進学するよりも負担が大きく、精神的に辛い場面がたくさんあると思います。
私は短期留学中、帰国後に何かしら体調を崩すのでそこの心配もありますが…笑
学生のうちにたくさん失敗し、成長できる場に身を置けることにとても感謝しています。
👀 海外大の入学試験からみる利点
大学入試、奨学金申請で必要な志望理由書、自己PRなどで自分について深く考える必要があるのですが、これが本当に大変でした。
自分の強みって何? 将来やりたいことも分からん…
こんな調子で完成までにとても時間がかかったし、完成した後も悩み続けています。
自己分析はとても大切で、自分の強みや弱み、性格を把握しておくことで自分の軸を把握し日々選択が行いやすくなります。自分の行動を振り返るのにも有効です。
就活においても自己分析は役立つと思います。
私ははじめの一歩としてmbtiを行いました。それぞれの特徴について%で表示されるので傾向を把握しやすく、自分を客観的に見れて面白いので今でも友達と分析し合っています。
試験後の入学手続きも時間がかかります。
VISA申請、家探し、学費の入金や保険の契約、パッキングなど… 準備に数ヶ月かかります。
やることがいっぱいで、しかも同時に進める必要があります。一定期間負荷がかかり続けることでストレスが少しずつ溜まっていきます🤦♀️💭
しかしこれを乗りこれえたら成長です!
学生のうちに、入学試験を通してこれら一気にを経験することで、今後手間のかかること、始めるのに抵抗があることも前より取り組みやすくなると思います。
なぜオランダ?
留学先といえば英語圏の国を想像しますよね。
私も初めのうちはイギリスを中心に情報収集をずっと行っていました。(開発学が有名)
私が英語圏ではなく、オランダを選んだ理由は以下の点です。
- 教育の質が高い
- 学費が抑えられる
- 英語で授業を受けられる
- 英語話者が多い
- 日本の高校からストレートで入学できる大学がある
- 治安が比較的良い
- 教育の質が高い
The Times Higher Education(World University Rankings 2023)の300位以内に入っている大学を基準に表を作成してみました。
⚠️ (オランダ進学を考えている方へ) どの大学も教育の質が高いと言えますので、その中でこの学問なら〇〇大学、と学問別に調べていくと良いと思います。ランキングが高いからといって自分の学びたいこと、学習方法に合っているかは個人によるので、HPからコースの詳細について調べてみてください!
Times | 大学名(オランダ) | QS |
---|---|---|
59 | Wageningen University & Research | 124 |
60 | University of Amsterdam | 58 |
66 | Utrecht University | =112 |
70 | Delft University of Technology | =61 |
75 | University of Groningen | 145 |
77 | Leiden University | =131 |
80 | Erasmus University Rotterdam | =208 |
121 | Vrije Universiteit Amsterdam | 214 |
=139 | Radboud University Nijmegen | 232 |
145 | Maastricht University | 278 |
201–250 | Eindhoven University of Technology | =138 |
251–300 | Tilburg University | =398 |
251–300 | University of Twente | =212 |
- 費用を抑えられる
🇳🇱オランダ
学費:€ 9,000~€12,000/年 ×3
生活費:€12,000/年 ×3
(合計)€63,000~72,000
🇯🇵日本国公立
初年度納入費: ¥389,125
学費:¥536,195/年 ×4
生活費(下宿):¥1,483,560/年 ×4
(合計)¥8,468,145
🇯🇵日本私立
初年度納入費:¥245,951
学費:¥930,943 /年×4
施設設備費:¥180,186 /年 ×4
生活費(下宿):¥1,483,560/年 ×4
(合計)¥10,624,707
私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について
⚠️オランダの学費は各大学の経済系の学部を参考にしました。
留学において大きな壁は費用ですよね…
しかし!!オランダの大学に進学した際にかかる費用は日本と同程度、もしくは安くなります。
イギリス、アメリカ、オーストラリアなど留学先として人気な国と比較してもとても魅力的なお値段です。
オランダでは政府から奨学金が降りるプログラムもあります。
大学によって学士は対象外など条件が変わってくるので、志望校を決められた方はそこも確認してみてください。
- 英語で授業を受けられる
オランダには公用語のオランダ語のみで授業が行われる学部、英語も使う学部、英語のみの学部があります。
英語で授業を受けられる学部が豊富で、ベルギーやドイツの学生も多いです。
- 英語話者が多い
世界最大の英語能力指数 ランキング でオランダは第1位で、全体の9割が英語話者と言われています。
公用語はオランダ語ですが、英語のみで生活できるそうです。
- 日本の高校からストレートで入学できる大学がある
3年間の成績 4.0/5.0以上等の条件があるものの、ファンデーションコースなしで入学できる大学があります。
またファンデーションコース必須の大学もあります。
費用はかかるものの、英語でレポートを書いたり、授業を書いたりと通った方が入学後の授業に問題なくついていきやすいので、経済的に余裕のある方はあえてファンデーションコースからというのもありだと思います。
- 治安が比較的良い
2022 Global Peace Index で22位のオランダ。治安は良い方です。
大麻に気をつければ問題ないかと思います。 日本は10位。さすが!!
最後に
今回は数字をたくさん用いてオランダの大学に進学した理由を説明させていただきました。
大学ランキングはわかりやすい指標として挙げさせていただきましたが、大学によってプログラム内容に特徴があるので実際に大学のHPを見て比較する良いと思います。
例えば私の進学する大学はPBL型学習が取り入れられており、より対話の多い授業になります。日本の大学のように教授の話を聞くことを中心とした授業を行う大学もあります。
入学後思っていたのと違った、となってやる気が飛んでいってしまうと大変ですので、カリキュラムを見たり説明会に参加したり、現地の日本人とつながったりと、たくさん情報を集めることをお勧めします!
留学先の決定、志望校の選択など出願までの準備には数ヶ月かかります。
留学を考え始めた頃には申請したい奨学金の募集も終わり、試験対策をする時間も足りず、結果ギャップイヤーを取ることになりました。
進路選択が迫っている状況だったからこそ、切り替えてこの道しかない、と思えたことが海外大に行くための第一歩になったと感じています。
選択するために十分な情報を得て周りの方に相談、また留学を目指す方と交流し周りをどんどん固めていくことで、孤独感、不安を感じないようにしました。
自分はこの選択を取る、と決めてしまえば、あとは実現するために準備するのみです。
書かせていただいた内容が少しでも参考になれば幸いです!!