動詞 Say, Tell, Speak, Talkの使い方


コアの意味の違い

  1. say: 何かを「言う」ことに焦点があります。目的語は発言内容であり、相手に言及することは必須ではありません。
  2. tell: 相手に対して何かを「伝える」ことが重要で、通常は**伝達先(相手)**が伴います。
  3. speak: 「話す」という行為そのものを指し、フォーマルな場面一方的な話し方が強調されます。目的語には通常言語テーマがきます。
  4. talk: 双方向的カジュアルな「話す」行為を示します。相手との会話や対話が中心で、フォーマルさは求められません。

文法的な使い分け

  1. say は発言内容が目的語となるため、say somethingの形で使われます。相手がいる場合は「to someone」を付けますが、必須ではありません。
    (例: He said (to me) that he was tired.)
  2. tell は必ず相手が目的語となるため、tell someoneの形で使われます。伝達する内容は後ろに続きます。
    (例: She told me the news.)
  3. speakspeak about somethingspeak to someoneの形が一般的です。
    (例: He spoke to the manager about the project.)
  4. talk は通常はtalk to/with someonetalk about somethingの形で使われます。
    (例: We talked about our plans for the weekend.)

1.Say

Say 例文

  1. He said he would be late.
    (彼は遅れると言った。)

Sayの同義語

  1. mention: He mentioned that he would be late. (彼は遅れると言及した。)
  2. state: He stated that he would be late. (彼は遅れると述べた。)
  3. remark: He remarked that he would be late. (彼は遅れると言った。)

2. Tell

Tell 例文

  1. She told me to come early.
    (彼女は私に早く来るように言った。)

Tellの同義語

  1. inform: She informed me to come early. (彼女は私に早く来るように知らせた。)
  2. notify: She notified me to come early. (彼女は私に早く来るように通知した。)
  3. advise: She advised me to come early. (彼女は私に早く来るように勧めた。)

3.Speak

Speak 例文

  1. He spoke at the conference.
    (彼は会議で話をした。)

Speakの同義語

  1. address: He addressed the audience at the conference. (彼は会議で聴衆に話しかけた。)
  2. lecture: He lectured at the conference. (彼は会議で講義をした。)
  3. communicate: He communicated his ideas at the conference. (彼は会議で自分の意見を伝えた。)

4.Talk

Talk 例文

  1. We talked about the new movie.
    (私たちは新しい映画について話した。)

Talkの同義語

  1. discuss: We discussed the new movie. (私たちは新しい映画について話し合った。)
  2. chat: We chatted about the new movie. (私たちは新しい映画についておしゃべりした。)
  3. converse: We conversed about the new movie. (私たちは新しい映画について対話した。)

すべての動詞は「伝える」「話す」という行為を表しています。しかし使用される文脈や相手との関係、フォーマルさによって使い分けます。

ニュアンスの違い

  1. say: 発言内容が重要で、相手の存在は必須ではありません。
  2. tell: 相手に情報を伝えることが焦点で、相手が目的語に必要です。
  3. speak: フォーマルで、一方的に話す場合や公の場での発言を指します。
  4. talk: カジュアルな会話や友人との対話に使われ、双方向的なコミュニケーションを表します。

次の文を読んで、空欄に say, tell, speak, talk のいずれかを入れて、文章を完成させましょう。

  1. She always _____ the truth to her friends.
  2. He _____ to his boss about the project every Monday.
  3. They _____ that they need more time to finish the work.
  4. We often _____ about our weekend plans over lunch.
  1. 解答: 「tells」

    解説:  “tell” は相手に何かを伝えるという意味を持ち、ここでは「彼女が友達に真実を伝える」という文脈で使われています。相手(友達)に何かを伝える際には “tell” が適切です。
  2. 解答: 「speaks」

    解説:  “speak” はフォーマルな場面や上司などに対して話す場合によく使われます。この文では、上司に対して定期的に話をする場面を示しており、フォーマルなニュアンスがあります。しかし、“says” も発言内容を表す場合には使えます。例えば、「彼が上司にプロジェクトについて毎週発言する」という意味で “says” を使うことも文法的には正しいです。
  3. 解答: 「say」

    解説:   “say” は発言内容に焦点があり、相手への言及はありません。ここでは「彼らが時間が必要だと言う」という場面です。内容自体に重点が置かれています。
  4. 解答: 「talk」

    解説:   “talk” はカジュアルな会話や対話を表します。ここでは「私たちがランチの間に週末の計画について話す」というカジュアルな状況を表しています。
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