動詞 Think, Believe, Consider, Supposeの使い方


コアの意味の違い

  1. think: 一般的な「考える」「思う」を表し、事実や状況について頭で処理する行為を指します。確信度が高いわけではなく、日常的な思考に使われます。
  2. believe: 何かを「信じる」ことで、特定の事実や意見について確信を持っていることを表します。根拠や証拠があって信じている場合に使われます。
  3. consider: 「よく考える」「熟考する」という意味で、何かを決める前に慎重に判断したり、フォーマルな場面で物事を考慮する場合に使われます。
  4. suppose: 「~だろうと思う」「仮定する」という意味で、確信が少なく、仮定や推測の場面で使われます。

文法的な使い分け

  1. think は意見やアイデアを述べる時に使われ、主に think that… の形が多いですが、「that」は省略可能です。
    例: I think (that) it’s going to rain. (雨が降りそうだと思う。)
  2. believe は確信を持っている場合に使い、こちらも believe that… の形を取ることが多いです。
    例: She believes (that) he is telling the truth. (彼女は彼が本当のことを言っていると信じている。)
  3. consider は、何かを決定する前に熟考する行為を示し、フォーマルな場面で使われることが多いです。後ろに動詞のing形名詞が続くことがよくあります。
    例: We are considering moving to a new house. (私たちは引っ越しを考えている。)
  4. suppose は仮定や推測を表す際に使われ、確信度は低めです。よく suppose that… や、疑問文で Do you suppose…? の形が使われます。
    例: I suppose (that) he will come later. (彼は後で来るだろうと思う。)

例文

  1. I think it’s a good idea.
    (それは良い考えだと思う。)
  2. She believes in hard work.
    (彼女は努力を信じている。)
  3. We should consider all options before deciding.
    (決定する前にすべての選択肢を考慮すべきです。)
  4. I suppose she will arrive soon.
    (彼女はもうすぐ到着するだろうと思う。)

同義語

  1. reflect on: We should reflect on all options before deciding. 
    (決定する前にすべての選択肢を熟考するべきです。)
  2. ponder: We should ponder all options before deciding. 
    (決定する前にすべての選択肢を熟慮するべきです。)
  3. suspect: I suspect that she knows more than she’s telling.
    (私は彼女が言っている以上のことを知っているのではないかと疑っている。)
  4. reckon: I reckon it’s going to rain later today.
    (今日はこの後、雨が降ると思う。)
  5. Infer: From the evidence, we can infer that the accident was unavoidable.
    (その証拠から、私たちはその事故が避けられなかったと推測できる。)
  6. guess: I guess she will arrive soon. 
    (彼女はもうすぐ到着するだろうと思う。)
  7. assume: I assume she will arrive soon. 
    (彼女はもうすぐ到着するだろうと仮定する。)

同義語のニュアンス

  1. Reflect on:過去の出来事や選択肢について深く考え、内省すること。
  2. Ponder: 何かについて時間をかけて慎重に熟考すること。
  3. Suspect :何かが正しくない、または隠されていると疑いを持つこと。
  4. Reckon: 直感や経験に基づいてカジュアルに予測や見込みを立てること。
  5. Infer: 証拠や事実に基づいて論理的に結論を導き出すこと。
  6. Guess :明確な根拠がない場合に状況や直感に基づいて推測すること。
  7. Assume :証拠が少なくても、仮定や前提として何かを受け入れること

これらの動詞は全て「思う」「考える」行為を表します。

ニュアンスの違い

  1. think: 何かについて一般的に考える行為。
  2. believe: 確信を持って信じる行為。根拠や証拠が伴う。
  3. consider: 熟考する行為、特に決定の前に考慮する場合に使う。
  4. suppose: 仮定や推測を表す行為、確信が少ない場合に使われる。

次の文を読んで、空欄に think, believe, consider, suppose のいずれかを入れて、文章を完成させましょう。

  1. I _____ it’s important to try new things.
  2. She _____ that he is telling the truth.
  3. We are _____ buying a new car.
  4. Do you _____ they will come to the party?
  1. 解答: 「think」

    解説:   “think” は一般的な考えや意見を表し、ここでは「新しいことに挑戦するのが重要だと思う」という意味で使われています。
  2. 解答: 「believes」

    解説:  “believe” は確信を持って何かを信じることを示しており、ここでは「彼女が彼の言うことを信じている」という意味です。
  3. 解答: 「considering」

    解説: “consider” は何かを決定する前に慎重に考えることを意味しており、ここでは「新しい車を買うことを考えている」という意味です。
  4. 解答: 「suppose」

    解説:   “suppose” は推測や仮定を表す場合に使われ、ここでは「彼らがパーティに来ると思うか?」という意味で使われています。
動詞

前の記事

動詞 Taste の使い方
動詞

次の記事

動詞 watchの使い方