【元公立高校教員の英語教育改革 日本中の子どもたちがTOEFLくらいは読めるようにしたい】

LOOPALの田原です。
こちらは、学校の先生方むけのニュースレターです。

タイトルの内容を実現するには
・ 優れた先生を増やせばいい?
・アプリがあればいい?

私はいずれもNoだと思っています。

これだけ先生が足りないのに、日本中にTOEFLを教えられる先生が増えるはずがありません。
そもそも、講義は言語習得に合いません。
「中高6年間、英語を習ったのに、なぜ英語がこんなにできないんだろう」と感じたことがある人も多いはず。
そう、講義はものすごく効率が悪い。

じゃあ、やっぱりアプリだ!となりますが、アプリだけでは学習は必ずしもうまくいきません。
人が介在しないと、学習が続かないことが多いからです。
無人のジムは確かに安くて便利だけれど、続けるのが辛い大人と一緒です。

いい授業をする先生を増やすでもなく、アプリをただ導入するでもない、第3のやり方が必要です。
私は「自学×コーチ」だと思っています。

子どもは、本来学ぶ力を持っています。
自分にあった内容を、自分でやると決めて取り組むときに、一番学びます。

ただ「自学」を成立させることは簡単ではありません。
1. 「これだけやればOK」という道のりがはっきり見えた学習カリキュラムになっていること
2. 伴走する人がいること

この2つが、少なくとも必要です。

ゴールまでの道のりが見えていればこそ、Aさんはステップ1の課題をやって、Bさんはステップ10の課題をやっている、という「自学」が成り立ちます。
そこで私は、標準化されたカリキュラムを作りたいと考えました。
TOEFL、IELTS、英検などを見て、どれだけの単語や文法が必要かを定義しました。
日本語を学ぶ外国人は、2000字の常用漢字を学びます。
一方で、英語学習者(そして英語教師も)は英単語を何語覚えればいいのか分かりません。
本屋に行けば、100冊を超える単語帳が並びます。
これは、学習者にとって不利益でしかありません。

ですから「英語を身につけたいなら、『これだけ』やればいいんだよ」とゴールを示そうと考え、カリキュラムを作りました。
ゴールがわかれば、現在地点が分かり、生徒は学習できます。
でも、学習内容やペースがわからなくなることがあります。
だから伴走する人(コーチ)が必要です。
コーチは、教員免許が必要なく、英語ネイティブ話者でなくても、大学院を出ていなくてもいいんです。
英語学習をサポートする情熱をもった人は、世の中にたくさんいます。
そういう人に関わってもらうことで、ものすごくコストがかからない形で、ものすごく学習効果の高いプログラムができました。
先生不足を解消するだけでなく、生徒は学校と並行しながら学習するだけで、TOEFLくらいは読めるようになります。


このプログラムをやると、非帰国生の高校3年生、英検3級で始めた方が3ヶ月でIELTSのリーディング7.0を取れました。
今は、2週間で200ページのペースで洋書を読んでいます。
公立教員をやめ、米国教育大学院に行き、起業して2年間、必死にもがいて作ったプロダクトです。

私はこのプロダクトで、日本の英語教育を変えたい。
「今さら英語教育?みんなやっているじゃない」と言われます。
でも、やっぱり英語教師としては、ここに挑戦したい。
英会話や留学など、数年前に比べればはるかに多くの学校で取り組まれています。
でも、肝心要の基礎力はどうでしょうか?
ここのイノベーションを起こしたい。
「どの子にも国際的に通用する力が育っているか」に真正面から取り組みたいです。

そういう思いで1期生を募集したところ、あっという間に30名が満員御礼となりました。
この夏、2期生を募集します。
その前に、夏期体験講座を企画しました。
ETS Japan様の後援もあり、無料です。2日間×3会場、30名限定です。
インターやIB校でなくとも、海外に通用する生徒を育てることは可能だと、先生方と一緒に示したいです。
詳細はチラシをご覧ください。

また、先生方向けの説明会も行っています。
本プログラムのカリキュラムはすべてお見せすることができます。
留学フェア、海外進学ワークショップでマインドセット醸成→放課後講座として本プログラムを実施→高3で海外進学、という形でやれば、海外進学の体制づくりも可能です。
本質的な英語教育の実現について、個別にディスカッションさせてください。
説明会の申し込みは、こちらのリンクをご覧ください。
先生方のお声がけ、お待ちしております!