「おうち英語のその先へ!受験&留学に向けた中高での学習法」イベントレポート

https://peatix.com/event/4326595/view

「おうち英語」を続けてきたご家庭の皆さん、お子さんの成長とともに新たな課題に直面していませんか?

「このままの学習方法で大丈夫?」「受験や留学に向けて、次に何をすればいい?」と悩んでいる方も多いはず。

本イベントでは、「おうち英語」で培った基礎を活かしながら、受験や留学に向けて飛躍するための学習法を紹介しました。 また、ゲストに弊社のサポートを経て、IELTS7.0(共通テストの英語もほぼ満点)を取得し、海外大学に奨学金つきで

進学予定の方のお母様をお迎えし、中学・高校の英語学習をどう進めるべきか、親としてどんなサポートができるのかを

具体的にお話いただきました。

英語力をさらに伸ばし、目標達成への道を明確にしていきました。 英語を武器に、自信をもって未来を切り拓いていく

ために、ぜひ最後までご覧ください!

英語学習の歩みと家庭での取り組み

本日のゲスト・大谷様にお話を伺います。

大谷様は弊社のサポートを経て、IELTS7.0(共通テストの英語もほぼ満点)を取得し、海外大学に奨学金つきで

進学予定の方のお母様です。

――まず、お子さんの英語学習について教えてください。
大谷:うちは、いわゆる「おうち英語」のスタートがディズニーの英語システム(DWE)でした。

長女が1歳半のときに始めて、次女はまだお腹の中にいた頃ですね。当時はおうち英語が今ほど広まっていなかったし、

親の私たちも英語が得意なわけじゃなかったので、とにかく教材の指示通りに進める形でやっていました。

――ご両親は英語ができない中でのスタートだったんですね。進める上で工夫したことはありますか?
大谷:そうですね、まずは「毎日かけ流しをする」というのを徹底しました。私自身が英語を話せない分、

できるだけ英語の環境に触れさせることを意識して、家ではずっとDWEのCDを流していましたね。それと、映像教材も

頻繁に見せていました。あとは、アウトプットを増やすために、DWEの先生とオンラインで話す機会を作ったり、

イベントに積極的に参加したりしました。


――小学校に入ってからも、そのままDWEを続けていたんですか?
大谷:はい、小学校卒業まで使っていました。でも、小学生の途中からはDWEの教材だけじゃ物足りなくなってきたので、英語の本を読んだり、YouTubeで英語のアニメや動画を見たりする時間を増やしました。あとは、毎日10分くらい音読と

書き写しをやるようにしていましたね。ただ、「勉強!」っていう感じではなく、日々の習慣の一部として取り入れていた

感じです。


――小学生の間に英検は受けましたか?
大谷:そうですね。長女は小6で英検3級、次女は準2級を取りました。でも、試験対策らしいことはほとんどしなくて、

単語を少し確認したくらいです。リスニングはもともと得意だったので、特に問題はなかったですね。ただ、ライティングはまだそこまでしっかりやっていなかったので、最低限の文章の型だけは教えました。


――中学に入ってからの英語学習はどうでしたか?
大谷:おうち英語で育った子って、「英語が何となく分かる」状態で中学に進むことが多いんです。でも、日本語で文法を

学んだり、和訳をしたりするのが苦手な子も多くて……。うちも、学校の授業には困らなかったものの、文法を体系的に

理解するのがちょっと曖昧なまま進んでしまいました


――学校の成績や模試の結果には影響しましたか?
大谷:定期テストは普通に取れるんですけど、模試の成績は「平均よりちょっと上」くらいでしたね。長文は読めるし

リスニングも得意なんですけど、文法の穴があって、特に「文法問題を選択肢から選ぶ」みたいな問題が苦手でした。

振り返ると、中学のうちにもう少ししっかり文法を固めておくべきだったなって思います。


――次女さんは留学も経験されていますよね?
大谷:はい。次女は小5のときに1週間のホームステイをしたのがきっかけで、「もっと長く海外で生活したい!」と

言い出したんです。それで、中1の3学期から約2年間、ニュージーランドに留学しました。


――すごいですね!現地ではどんな生活をしていましたか?
大谷:現地の中学校に通って、普通にニュージーランドのカリキュラムを受けていました。もともと英語のインプットは

十分だったので、授業の内容も大体は理解できていましたね。ただ、最初の10か月くらいは、同級生の会話のスピードに

ついていくのが大変だったみたいです。でも、そこを乗り越えたら、すごく自然に溶け込んでいましたね。


――帰国後の英語力はどう変化しましたか?
大谷:帰国後に英検準1級を受けたんですが、特に試験対策はしなくても合格できました。スピーキングやリスニングは

もちろんですけど、長文読解も得意になっていましたね。ただ、文法の細かいミスは多少あったので、そこは帰国後に

少し補強しました。


――帰国後の進路はどう決めたんですか?
大谷:留学していた間、日本の学校の数学の進度とかなり差がついてしまったので、元の学校に戻るのは

難しかったんです。そこで、英語を活かせる私立の英語コースがある高校を選びました。


――おうち英語を続けてきて良かったと思う点は何ですか?
大谷:やっぱりリスニング力ですね。次女も、留学先で最初は話せなくても、表情や身振りで自然に反応できていたので、周りの人たちとスムーズに関われました。それに、英語を「勉強」としてではなく、自然に身につけたことで、英語に対する抵抗感が全くなかったのも良かったですね。


――逆に、おうち英語の課題はありましたか?
大谷:「なんとなく英語が分かる」からこそ、文法の学習が後回しになりがちでしたね。

日本の受験英語とか、アカデミックな英語(読解・作文)をしっかり身につけるためには、意識的に文法や語彙を

学ぶ時間が必要だったなと思います。


――今、おうち英語をやっているご家庭にアドバイスがあればお願いします!
大谷:やっぱり「楽しんで続けること」が一番大事ですね。でも、長く続けるためには、親の負担をできるだけ減らす工夫も必要だと思います。あとは、中学以降は文法の学習も意識的に取り入れることをおすすめします。おうち英語だけで

完璧にするのは難しいので、学校の英語とも上手くバランスを取るのがポイントですね。

大谷さんも仰っているように、日本の受験英語とか、アカデミックな英語(読解・作文)をしっかり身につけるためには、意識的に文法や語彙を学ぶことが必須です。

マイルストーンといっても、人によって学習の進み方は異なるため、標準化はできません。

しかし、おうち英語で高い英語力を身につけた方々にとっては、このような道を進むことで、海外・国内どちらにも

対応できる基礎が築けるのではないかと考えています。

受験には4つの要素が必要で、まずは学校の成績が大切なので、勉強を頑張ること。

そして、時間がかかる英語の学習にも力を入れる必要があります。次に必要なのが自己分析です。

どんな学びを得たいのか、どこで学びたいのかを考えることが大事で、ただ紙の上で考えるだけでなく、探求活動や

課外活動、留学などの経験を通して、自分に合った学びを見つけることが求められます。さらに、専門性を深めるための

時間も必要です。

英語学習を具体的に進める際には、次の3つを確認することが重要です。

  1. ゴール(最終的に目指すレベル)
  2. 現在地(今の英語力)
  3. ゴールへの道筋(どのように到達するか)

おうち英語では音読や書く練習をしてきた方も多いと思いますが、IELTSやTOEFLに向けては何が必要なのかを

整理することが大切です。その都度の目的に応じて、英検や高校・大学受験のための英語学習を行うのはおすすめしません。途中で英検やTOEFLを受けることはあっても、常に最終ゴールを意識し、それに必要な英語力や求められるスキルを

理解しながら学習を進めましょう。

例えば、東大に行きたい、早慶の大学に行きたい。海外大学に行きたいとして覚えるべき単語数って

何語なのかっていうのがゴールですね。身につけるべき文法の数って何個なのか?

これがゴールです。いわゆる定量的なゴールですね。

そこで、市販の単語帳と紐付けを行いました。具体的には、「出る順パス単」「ターゲット1900」などの

日本の大学受験向け単語帳や、英検の単語帳のデータベースを活用し、英検準1級レベルの文章内の単語と

照らし合わせたのです。

その結果、「ターゲット1900」「出る順パス単準2級」「出る順パス単2級」「出る順パス単準1級」これら4冊に

掲載されている単語をほぼ全て理解していれば、英検準1級レベルの文章も読めることが分かりました。

英検準1級を目指す場合、必要な単語数は約4000語で、これら4冊の単語帳を習得すれば合格できるのです。つまり、

英検準1級をゴールとするならば、この4000語を中学・高校の6年間でどのように習得するかが定量的な目標になります。

しかし、今日お伝えしたいのは、それだけではなくTOEFLやIELTSなど海外の試験についても考えることです。

これらを視野に入れると、必要な単語数は6000語に増えます。

同様に市販の単語帳と紐付けて分析してみました。

先ほどの4冊に加えて、「TOEFL単語帳」を活用すると、かなりの範囲をカバーできることが分かります。

TOEFL対策には「TOEFL単語帳」が必要で、最終的に6000語を習得することが目標になります。

これができれば、TOEFLの文章は理解できるようになり、東大・早慶レベルの英語も余裕をもって対応できるはずです。

実際、私がコロンビア大学を受験した際も、語彙力としてはこの程度でした。英検やTOEICも学習しましたが、

TOEICはあまり関係なく、TOEFL単語帳を一冊やりきったことで十分対応できたのです。

したがって、この6000語を中学・高校の6年間で習得できれば、単語帳の学習は卒業しても問題ないでしょう。

ただし、SATを受験する場合は別途対策が必要になりますが、TOEFLをゴールとするならば、これで十分なはずです。

6000語は多く感じるかもしれませんが、1日35語ずつ覚えれば、単語帳を2周するのに約1年強で完了します。

それだけでも英語力は大きく向上するはずです。

おうち英語でしっかり基礎力をつけていれば、足りない語彙を補う形で学習を進められます。

その場合、約1年で中学・高校6年間分の単語学習を終えることが可能です。

同様に、文法の出題数についても調べました。単語が6000語なら、文法はどのくらいの数が必要なのかを、

一つひとつ確認していったのです。

TOEFLの文章、英検準1級の文章、そしてTOEICの文章を分析し、文法がいくつ出るのかを調べました。

結果として、121個の文法項目で全ての文章が網羅されていました。

つまり、語彙が6000語、文法が121個身についていれば、TOEFLのリーディングや東大・早慶のリーディングで困ることは

なくなります。論文を含めた英語の文章も理解できるようになるでしょう。

これが文法の定量的なゴールです。重要なのは、121個の文法のうちどれだけ理解できているかであり、

文法用語を覚えることではありません。中学・高校の6年間のどこかでチェックするべきポイントです。

この121個を身につけるには、週に1本の読解を1年間続けるだけで十分です。量としては決して多くはありません。

週に一本リーディングをTOEFLとかのリーディングを続けると、英検三級の人であっても、一年間ぐらいでTOEFL、

東大レベルの読解力は身につきますね。それが121個の文法の中身です。

英語学習のマイルストーンとして、早く多読をしたり、自分の好きなエッセイを書いたりできるようになりたい。

そのために、単語や文法の学習を早めに進め、中高のうちにTOEFLレベルのリーディング・リスニングができる状態を

作ることが大切です。さらに、AIを活用しながらライティングやスピーキングを強化していけば、本来の英語学習の

楽しさである要旨の読解やエッセイ執筆、スピーキングに早く到達できると考えています。

これまで英検3級以上の方をサポートしてきましたが、

4月からは英検5級レベルの初級者向けコース「ファストパスイングリッシュ」を開講します。

このコースは「コーチング」という形をとっており、教えるのではなく、伴走しながらやるべきことを示し、

最後までやり切ってもらうスタイルです。そのため、大人数には対応できず、4月からは10名限定での開講となります。

特徴として、「これだけやればいい」という明確な学習カリキュラムが組まれており、

これは他にはないものだと自負しています。

中高生の伴走は小学生と違って、思春期などの難しさがありますが、これは私たちがオンラインでコーチと先生が365日

伴走することで解決しています。具体的には、個別にカリキュラムを作成し、どれくらいのペースで何をやるかを決めます。そして、わからないことがあれば質問に答え続けます。

それを大谷さんが実践し、あっという間に英語を習得できたのがこの方法です。

ファストパスイングリッシュの詳細はこちら↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です